Web2.0の概念のひとつである、
「ロングテール」の提唱者、Chris Anderson氏が、
ロングテールで収益を得ているアマゾンに関して、
以下のような指摘をしています。
ロングテール提唱者のアンダーソン氏、アマゾンの問題点を指摘
この文章の中間までは、
一般論として普通に語られている部分です。
つまり、2割の製品で8割の売り上げを叩き出す。
同じ土俵で勝負していたら結局資本のある者、スピードのある者が勝るから、
この逆の部分、つまり、
「8割の商品も扱って2割以上の売り上げも引き出す」
を実践することが、アマゾンなどのネット系ショップの存在価値です。
しかし、彼はこの部分において、
アマゾンは顧客のニーズを満たしていないのではないか?
と言う疑問符を示しています。
私も、アマゾンはよく利用しますが、
アマゾンは日本でも良くやっていると思います。
日本の場合、ちょっと事情がややこしくて、
例えばセブンイレブンなども同じ事をやっているように、
結構競争が激しい部分もあります。
ただ、アマゾンは現在日本のオンライン書店ではトップシェアでしょうから、
そのレビューなど、
「個人の主観に基づく情報」では他を圧倒しています。
ここは、アマゾンが今まで日本でコツコツやってきた成果、
と言っても良いでしょう。
私はアメリカのe-bayなど、
アメリカのオンラインショップの事情を解らないので、
コメントとして断言できないのですが、
アマゾンより情報を出す事が、
ネット上で可能なのか?
と言う疑問が浮かびます。
例えば、殆どの書籍に関しては、
表紙、ページ数、内容、目次、個人レビューなど、
ある意味、本文以外の内容はかなり満たしていると思います。
これ以上、と言う部分を求めるのなら、
結局実物を見るしか判断材料は無いのではないか?
とさえ思いますし。
もちろん、アマゾンでも全てをカバーするのは無理でしょう。
将来の展望を考えても、
結局いたちごっこで、顧客満足度を完全に満たす事は不可能です。
これは、オンラインで無くても同じですが。
確かに、ロングテールを売りにするのなら、
そのロングテールの部分を満たしていく作業は重要ですが、
果たして、今以上のサービスを提供する事が、
アマゾンと言う企業に利益をもたらすのか、
と言う部分で?がつきます。
そう考えたとき、この方の言う、
「ロングテールをもっとカバーすべき」
と言う部分を、私企業であるアマゾンに求めるのは酷な気もします。
究極は本屋の立ち読みのように、
無料で内容が解るのがベストです。
しかし、アマゾンのような企業にとっては、
今以上のロングテールを期待されると難しい部分が発生すると思います。
敢えて、と言う注釈を付けるならですが、
全世界の本を扱う事でしょうね。
ただ、それが売り上げを伸ばす事に繋がるのか、
と言う部分ではかなり問題も多いと思います。
2007年02月13日
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密林に見るロングテールの幻想
Excerpt: ITコラム: アマゾンの限界 ロングテールという言葉がマジックワードになっていた時期は少々過ぎてしまった。 どうにも8割と2割のお話もずいぶん聞き飽きたと思っていたが、実際は冗談のようなことをおっしゃ...
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Tracked: 2007-02-14 00:29
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